図書館は、ごくたまにしか行けていないんですが、ふと手に取った本が新鮮な驚きをくれることありますよね!昔TVの教育番組で見ていた、竹内均氏のお名前にまた出会えたのも嬉しい限り。科学雑誌『Newton』もこの方が作られたとのこと、書店で平置きされていたら今もページをめくります。
過去から未来の地球についてを思いながら読み進めば、地球物理学などの専門分野の世界へとごく自然に導かれ、わたしたち生命体は誰しもが、“奇跡の天体“に生きているということを、この本は豊かにイメージさせてくれます。息をするのも歩くのさえも尊く感じられてくる感覚。著者であるカミンズ氏の科学者としての見識、筆力は圧巻で、アメリカの大学で教科書になっているというのも頷ける。
次の天体ショーが待ち遠しい!世界中の人達とともに、この目でじっくりと観察したいと思います。